6/27 がっちゃん誕生
6/26 11：20頃。破水かな？と思いちょうど２連休１日目のトモロンと共に病院へ。先生に診てもらったところ、破水はしていなそうとのこと。ちょうど健診の日だったので、NST（ノンストレステスト）を受ける。すると、赤ちゃんの心拍が弱いとのことで、２時間くらいNSTでチェック。もし元気がないようなら帝王切開になる可能性もあると聞いてちょっとビビる。その後、元気なことが確認されたが、再度破水のような感じがあり、診てもらったら間違いないということになり、そのまま入院。レントゲンを撮り、赤ちゃんが産道を抜けられる大きさと確認してもらってから分娩台のある部屋へ。15：20頃から陣痛促進剤を１時間おきに飲んで陣痛がくるのをテレビを見ながら待ち、ちゃっかり夕食もベッドの上で食べた。最初は赤ちゃんにお腹を蹴られているのか陣痛でお腹が張っているのかよくわからなかったけど、夜が更けるにつれて痛みが増して痛くなる間隔が短くなり、日付が変わったころからテニスボールを背中や腰やおしりに当てていないと我慢できないほどの痛みに。分娩台に上がったときからお腹の張りと赤ちゃんの心拍が確認できる装置をベルトでお腹に巻きつけ、それがベッドの後ろに数値で表されるから、トモロンも「シャチのお腹が張ってきてる！そろそろ痛がり出す」というのがわかり、ボールを差し出してくれたり、手を握っていてくれたりした。
いつもは３０秒で熟睡してしまうトモロンだけれど、横になっても私が唸りだしたのを察知して５分間隔で起き上がって『大丈夫、上手だよ』と励ましたり背中をさすってくれたりして、ずっとそばについていてくれた。
どうもありがとう。トモロンの優しさを改めて感じることができてとっても嬉しかった。
陣痛がくると息を吐くのを忘れてしまって赤ちゃんに酸素がいかなくなってしまうと赤ちゃんが苦しいので、息を吐くことに集中してね、と言われたので、とにかくゆっくりと吐き続けたが、痛みが増すにつれて、息を吐きすぎて苦しいのか吸いすぎて苦しいのかよくわからなくなる。
３時３０分頃、どのくらい痛くなったらナースコールで呼べばいいのか聞いたところ『イキみたくなってきたら』と言われ、子宮口の開き具合を診てもらうと、「まだまだ。陣痛で子宮を収縮させて赤ちゃんを下の方に移動させ、赤ちゃんの頭が下にくることによって子宮口が柔らかくなって開くのよ」とのこと。それからは赤ちゃんの頭を下に移動させるイメージをしながら息を吐き続けた。
４時頃、下の方に何かが近づいてイキみたい間隔になったのでナースコールを押して叫ぶ。助産師さんは『そんなに簡単には開かないのよ』と言いながら再度子宮口をチェック。すると、もうすぐそこに頭がきていたそうで慌てて『分娩の準備をするね！』とバタバタ支度して先生を呼んできてくれた。
お産の体制が難しくて、痛みに耐えながら足を踏ん張って手は引っ張り、腰はベッドに押しつけて脚を閉じないで頭は上げて目はつぶるな…とか色々言われながら陣痛のタイミングでイキむ。
『う〜ん、無理そうだな…』という先生のつぶやきが耳に入り、次の陣痛で出てこないと帝王切開にされちゃいそう！と思ったので、がんばった。吸引もしてくれたそうだけど、お腹を切ることなく無事にがっちゃんを出産。
『絶対無理！』って言っていたのに、トモロンは先生に促されるがまま、渡された鋏でへその緒をサクッと切ってくれて、私の方がビックリ。だいぶテンションが上がっていたようです。
2010/6/27（日） 4：21誕生 体重：2355ｇ 身長：46cm 性別：女の子
はじめまして。よくがんばったね。
生まれてすぐは安定していた呼吸が、少し過呼吸気味になってしまったそうで、保育器で経過をみることに。
でも１１時頃には保育器から出てきてコット（赤ちゃん用のベッド）に入れてもらうことができた。ちょうど予定日の２週間前の出産。頭も体も他の赤ちゃんよりも１周り小さめ。こんなに小さくて、いままでシャチのお腹の中にいるだけで栄養をもらって成長していただけだったのに、お腹から出てきたらちゃんと呼吸をすること、泣くこと、ミルクを飲むことなどを知っているんだね。これから私たちと一緒に成長していこうね。
分娩所要時間（陣痛が10分間隔になってから胎盤が出てくるまで）：11時間23分
本当に３人でがんばった出産、という感じでした。
分娩室から自分の個室へ向かうために立ち上がったら立ちくらみを起こして歩くことができず車椅子を使いましたが、ちょっと休んだら立ちくらみも治まり、自分でてくてく歩いて赤ちゃんを見にナースステーションへ行くことができました。
面会時間になり、トモロンの家族・シャチの家族がそれぞれ赤ちゃんを見に来てくれましたが、トモロン母に『シャチちゃん、そんなに歩いて平気なの？元気過ぎるわ』と驚かれるほど私は元気です。
午後からは赤ちゃんを部屋へ連れてきて抱っこすることができ、トモロンはもうニマニマしっぱなし。
２人共、もう親バカ全開。育児、不安な面もあるけれど、楽しみながらがんばろうっと。
